九州旅行2020.2 Part2 ブルートレインたらぎに宿泊
こんにちは。
九州旅行の続きです。
↓前回
今回からは鉄道による一人旅になります。
まずは前回到着した肥後西村駅から、くま川鉄道で多良木駅に移動します。
時刻は夕方18時、多良木駅といえば…
14系客車を使用した簡易宿泊施設、「ブルートレインたらぎ」です。本日はここに宿泊します。
14系・24系のいわゆる「ブルートレイン」に乗るのは2014年に急行「はまなす」に乗車した時以来、見るのも2015年の「北斗星」廃止以来です。
この旅行の中でも特に楽しみにしていました。
2号車の受付で手続きを済ませ、予約しておいた一階ソロの部屋に向かいます。
そして室内。
九州ブルトレには乗ったことがなかったのですが、この派手めなモケットや通路側の丸窓が九州っぽいですね。
富士はやで九州行ってみたかったなぁ…
荷物を置いたのち、車内を少し見てまわってみます。
開放B寝台には「北陸」「はまなす」で乗車したことがあるのですが、「北陸」でこの通路側の折り畳み椅子に座って上野駅到着前の車窓を眺めていた思い出が蘇ります。。
そして2号車の共用スペース。開放B寝台車の改造だと思います。
寝台側(右)と通路側(左)の窓の大きさの違いがよく分かります。ベッドがどんな風に配置されていたのかもなんとなく見えてきますね。
寝台内での飲食が禁止されているので、食事はここでとることになります。
ロビーにはNゲージも展示してあります。室内灯もついていい感じです。
自分の歩みによって車体が少し揺れたり、すぐそばを走るくま川鉄道の列車が通る音がすると、本当にこの車両も走り出すような感覚になります。
外からも少し撮影しました。
夜行列車なのでやはり暗めのシーンも似合いますね。
特急はやぶさ東京行きなのも粋ですね。
この後はすぐ向かい側にある銭湯に入り、就寝しました。
そして翌朝。
寝た後なのであまり綺麗でないですが、ベッドメイクした状態の室内です。
共用スペースで朝食を食べ、チェックアウトしました。
明るい状態でも外から車両を見てみます。
個室の窓配置が特徴的なソロ。
そしてスハネフ。
一泊した感想を少々。。
車内は本当に当時の雰囲気がそのまま残されていて、十分にブルートレインの旅を味わうことができたので大満足でした。
寝台も清潔に手入れされており、水回りも車両備え付けのものではなく新たに整備されたものが併設されていて、快適性にも申し分ありませんでした。
ただ、あくまでも当時のブルートレインを味わう「簡易宿泊施設」なので、鉄道マニア以外の観光客が普通の宿泊を目的に泊まるとやはり狭くて古い、揺れるといった印象を受けてしまうかもしれません。その点は理解して宿泊する必要があります。
現在では全廃されてしまった客車ブルートレインですが、やはりこの狭い・古い車両で長時間移動するというのは今の時代にそぐわなくなったのも仕方ないのかなぁという感想を持ちました。
特に富士やはやぶさは、翌朝の飛行機に乗った方が早く目的地に着いてしまうくらいの所要時間だったでしょうし。
サンライズのように完全個室で快適性を重視した夜行列車が増えてくれるといいなぁと思います。WEST EXPRESS銀河の今後にも注目ですね。
色々書きましたが、とにかくこの「ブルートレインたらぎ」は今や味わうことのできないブルートレインでの旅を楽しむことができ、とても素晴らしい施設であることに間違いありません。
是非とも末永く存続されて欲しいと思います。
さて、今回は短めですがキリがいいのでこの辺で一旦区切ろうと思います。
オマケ:2014年7月に乗車した急行「はまなす」
次回は肥薩線の駅巡りです。
それでは。
↓次回